「はらみ寄せ線」は右図の4本のローソク足のうち、右側2本で構成されるものです。
陽の陽はらみのうちのはらんでいる小さな陽線が、十字線に変わっています。
十字線は左側の陽線の天地(高さ)にすっぽり収まっています。この時、上下のヒゲは、ほぼ同じです。
このはらみ寄せ線が高値圏で発現することにより、下落に転落するとされています。
一般的に高値圏での大陽線は買いのパワーが相当強いことを示しています。
が、このタイミングで上下がほとんど同じの十字線が発生。これは、この時点で売りと買いが拮抗していたことを物語っています。
しかも、前の陽線にはらまれていることから、買いのパワーが尽きたと考えられます。
前期間の大きな陽線は、最後の力を振り絞ったという感じでしょうか。
なお、1本目の大陽線が大陰線の場合、これは上昇のサインとなります。
もちろん、下降途中に出現することが条件です。