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首つり線


3-05

長期上昇相場のあとに窓を開けて出現する長い下ヒゲを持つ小さなローソク足のことです(このサイトではヒゲ部分は窓としていません)。このとき、小さなローソク足は陽線でも陰線でもOKです。
天井を表す強力なかたちで、ここで買うと首をつることになる…といわれることから名付けられたともされます。
また、窓を開けなくても、首つり線と呼ぶことがありますが、もちろん、窓を開けていたほうが強力なサインとなります(少なくとも実体が前の陽線よりも上に放たれていて、重なる部分は長い下ヒゲのみ)。

窓を開けて(上放れて)のローソク足の出現は、相場の過熱によりさらに高値を追っていることに起因します。
ところが、結局小さな実体と長い下ヒゲになったということは、大量の売りが出たために株価は下落、ところが、押し目買いなども出たためになんとか、始値付近で終了したことになります。
この時出来高はかなり増加しているのが普通で、つまり、株のホルダーの質が変わったとも考えられます。

そして、ここで変わった新しいホルダーは高値のうちに売り抜けようとする心理が働きます。その結果として、下落相場に転換すると考えられます。

下ヒゲの長さの規定はありませんが、酒田五法などでは実体の3倍以上としているようです。


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