「下影陽線(陰線)」とも呼ばれます。
この時、上ヒゲは非常に短いか、ないものです。
長い下ヒゲが発生する時は、売りの圧力に比べて買いの圧力がかなり勝っていたことを表します。売りの圧力で一時的に下落(ヒゲの下部まで)したものの、その後価格を戻して押し戻されたのです。
下ヒゲが長いほどそのパワーは強いと考えられます。下ヒゲ陰線については、売りの勢力が残っている可能性がありますので、陽線に比べて弱いサインといえます。
なお、いちばん勢力の強い上ヒゲのまったくないものを「カラカサ」(陽のカラカサ、陰のカラカサ)といいます。
また、陰線と組み合わされたのがたくり線で、底値のシグナルとされます。
下ヒゲは2本、3本と続く場合もあります。
これは下値のだめ押しであるので、強い買いシグナルと判断してもいいでしょう。