「差し込み線」とは、2本のローソク足で構成されるパターンです。1本目が陰線で、2本目は陽線となります（右図の右2本のローソク足を指します）。
加えて、2本目の陽線の始値は1本目の陰線の終値より安く、かつ2本目の陽線の終値は1歩陰目の陰線の始値までは到達していないことが条件となります。
差し込み（陽線が前陰線のどこまで食い込んでいるか）の大きさにより、「入り首線」「差し込み線」「切り込み線」と呼び方が変わります。
［切り込み線］＞［差し込み線］＞［入り首線］
の順でパワーが高くなります。
このパターンは上昇に向かうとしていますが、一部解説では下降に向かうとしているものもあります。
下降に向かうのは、下げ相場での「入り首線」「差し込み線」と考えていいでしょう。
「切り込み線」と上昇相場での「差し込み線」は上昇トレンドに向かう（維持）とされています。
いろいろ解釈がわかれていることもあり、この2本のローソク足だけで判断するのはむずかしく、必ず他の指標とセットにして売買を考えましょう。
