「三空叩き込み」とは、窓開けをしながら、4本の陰線が出ることをいいます。
窓を開けながら4本物陰線が出現して急落したあとは、反発の可能性が極めて高いと考えます。酒田五法では「三空叩き込みに買い迎え」といい、買い場に転換するとしています。
こんなに陰線が続いているのに、買いという理由は次のとおりです。
まず、大幅な下げになると所有する投資家は投げ売りに出ます。一方、信用売りも頻出してきます。
売りにいっそうの拍車がかかることで、窓が多く出現する結果となります。
しかし、売りが強すぎると今度はマイナスの乖離が強すぎることになり、自律反発狙いの買いと信用売りの買い戻しが出てくるのです。その結果、株価は盛り返しはじめます。
三空叩き込みが出現していることは、場が荒れている証拠でもありますので、投資に参加する場合は他の指標なども参照し、熱くなり過ぎないように注意しましょう。
なお、逆のパターンを「三空踏み上げ」と呼びます。