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たくり線


3-15

「たくり線」とは下降局面で下放れて窓を開けて出現する、下ヒゲの長いローソク足のことです。
基本形は、右図のように陰線のカラカサ(下ヒゲが実体より長く、上ヒゲがないローソク足)ですが、陽線のカラカサや少し上にヒゲがあるもの、また、トンボ(始値と終値が同じで、下に長いヒゲを持つ)でたくり線になる可能性はあります。
いずれの場合も、下降局面で現れ、底打ちのシグナルとされています。

※陽線のカラカサ(陽のカラカサ)のほうが上昇パワーが強いとの解説もあります

下降局面でカラカサが出現するのは、局面を継承して大幅安になったものの、引けにかけて一転して買いが入り株価を戻したからです。
損切りや投げ売りなどが一巡し、形勢逆転の買いで上昇へと向いていったのです。

このたくり線は、下ヒゲの長さが長いほど強く、また直前の陰線が大きいほど信頼性が強くなるとされています。
また、たくり線のあとに陽線が出現すれば、上昇相場に転換したのはほぼ確定でしょう。


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