3~4本の陰線を大きな陽線で包み込んでしまうようなかたちを描きます。抱き線の一種です。
下落相場中に小陰線がいくつか発生し、そのすべてを包み込むように大陽線が出現して、このかたちが完成します。
この時、小陰線群の最高値よりも大陽線の終値が高く、小陰線群の最安値よりも大陽線の始値が低いのが特徴です。
底打ちを示す買いシグナルです。
下降局面で小さな陰線がいくつも出現するのは、底打ちが近いことを暗示しているといわれます。
しかも、それらを包み込むような大陽線が1本立つことで、買いの圧力が一気に噴出したことを示しています。大陽線の始値が、いままでの陰線の最安値よりも低いことは、さらに協力に売りを一掃したとも考えられるのです。
なお、包み込む陰線の数に決まりはないのですが、数が多いほどその後の勢力が強くなるといわれています。