HOME > チャートのシグナル > 移動平均線 > ゴールデンクロス

ゴールデンクロス


1-01

チャート分析で最も基本、ポピュラーなかたちです。
2本の移動平均線のうち、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から突き抜けるかたちになっています。
ただし、長期の移動平均線が上昇傾向になっていることが必要です。
この2つの移動平均線がクロスしている部分を「ゴールデンクロス」と呼ぶのです。
これが現れた時に、相場が上昇傾向になっていると考えます。

移動平均線は当然、その平均期間が短いほど(短期移動平均であるほど)、株価に敏感に反応します。そのため、株のトレンドが上昇に転じた時は、短期→中期→長期の順、たとえば5日、25日、75日の移動平均線の順で動きが出てきます。つまり、期間が長いほど上昇トレンドを感知するのが遅くなるので、自然とゴールデンクロスを描くことになります。

ただし、あくまでゴールデンクロスは、その時、相場が上昇傾向になったことを示すもので、これからも上昇が続くという未来を示したものではありません。
ゴールデンクロスは初心者でも見つけやすいシグナルであり、また、上昇傾向を示すものではありますが、今後の動きを見る時には信頼性の薄いものでもあります。

ゴールデンクロスが現れた時にはすでに上昇傾向を形成していますので、投資としては出遅れの感があります。ただ、その他の指標を加味することで、クロスの今後を占うことも可能になってきます。


HOME > チャートのシグナル > 移動平均線 > ゴールデンクロス