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十字線


3-12寄引同事線の一種で、十字のかたちにクロスしているもので、クロスとも呼ばれます。

寄引同事線 寄り(始値)と引き(終値)が同じ(または、ほとんど同じ)の場合に発生するローソク足の実体が横一本の線(またはそれに近い)になるもの

 

十字線にはいくつかの種類がありますが、いずれも転換のサインとなります。

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[十字線]上下のヒゲが同程度で短いもの
相場全体が様子見気分の時に現れるもの。相場の流れが変わる予兆とされます。
[足長同事線]上下のヒゲが長く、ほぼ同じ長さ
売買が拮抗している状態です。相場の転換点となることが多いとされます。
[トウバ]上ヒゲが長く、下ヒゲはないか非常に短いもの
買いが多く発生しているが、売り勢力も強く盛り返しているものです。転換点となります。
[トンボ]下ヒゲが長く、上ヒゲはないか非常に短いもの
売りが多く発生しているが、買い勢力が強い場合。これも転換点です。

トウバの下ヒゲがやや長いものは「下十字」、トンボの上ヒゲがやや長いものは「上十字」とも呼ばれます。

トウバや天井圏で現れると強力な転換点となり、上昇相場の終了を示唆することがあります。
トンボは底値圏での上昇転換のサインです。天井圏では下降サインとなることもあります。

十字線は相場の流れを移動平均線などから把握したうえで、どちらに転換するかを見極める必要があります。


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