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5.グランビルの法則でタイミングをつかもう


次は、売りのポイントです。g8

[E]株価が移動平均線から大きく上に乖離している時
株価は調整の時期を迎え、短期的な下落が予想できます。
株価が上昇しはじめるとずっとその調子を続けるような錯覚を受けますが、大半は調整したり、下落します。このポイントで一度利益を確定するのもいいでしょう。株式投資では、まだまだ上がる…などの自分勝手な欲張りは禁物です。

[F]上昇基調から下落に転じ、移動平均線を下回る
上昇をし始めるとどうしてもこのまま…、どこまでも上がり続けると勘違いし、売りそびれることもあることです。できれば、株価の天井で売りたいと思うのはよくわかります。
そんな中、下降に転じた場合、夢再びで持ち続けようとも考えます。
しかし、ここは最後の売りの好場です。売り逃さないように注意したいところです。
株価が下向き、または上向きから横ばいになってきている移動平均線を下に抜けた地点です。

[G]下降中の移動平均線の上回った時
株価が下降トレンドに入ると、売り場は少なくなります。ここはまだまだ、より売りのポイントです。
株価が移動平均線を下から上に突き抜けても、下降曲線だったり、移動平均線より上の期間が短かった場合、今後の上昇はあまり期待できないでしょう。

[H]移動平均線に接近するものの上抜きできず、再び下落
株価の勢いとしてはかなり弱まっています。
この時点では移動平均線を上抜く力はほとんど残っていませんから、再下落をする前に手じまいしたほうがいいといえるでしょう。

以上、4つの売りのポイントを図式化すると以下のようになります。

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以上で、グランビルの法則についての解説は終了です。

相場がグランビルの法則どおり(グランビルの法則の図のとおりに)動くことはまずありませんが、この動きを基本にして、様々な要素・要因が少しずつチャートのかたちを変えているともいえます。
グランビルの法則を頭の片隅に入れ、今後の相場を占う一助にしてください。


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